竹の露酒造場EN
羅針盤

03 — Craft & Table

造り

完全発酵が生む、芳醇辛口

芳醇辛口

Complete Fermentation

濃醇なのに、
後を引かない。

完全発酵させると、変な雑味が残らない。アルコール度数はやや高くなり、酒に「ボディ」と「切れ」が同時に宿ります。

成分の分析では、白露垂珠には旨味系アミノ酸のアラニン・グルタミン、多糖体のパノース、ペプチドのオルニチンが豊富に生まれる一方、雑味系のアスパラギン酸・アルギニンは抑えられています。食中酒として飲むための酒——それが竹の露の正体です。

Process

手を抜かない、五つの工程。

  1. 原料処理

    生産者の顔が見える一仕込単位で、乾燥調整・搗精・洗米・浸漬・蒸きょうを、精密な計測にもとづいて最適化します。

  2. 一升盛麹蓋法

    鑑評会出品酒だけでなく、特撰純米「白露垂珠」の規格に至るまで、一升盛の麹蓋で麹を造ります。蔵人全員がこの作業をこなします。

  3. 24時間の麹当番

    麹は当番制で24時間見守ります。チームワークで得られる力価の高い麹だけが、完全発酵を可能にします。

  4. 完全発酵

    糖を残さず、酵母が最後まで働ききる。雑味が残らず、酒に「ボディ」と「切れ」が同時に宿ります。蔵付酵母は出羽三山御神酒酵母です。

  5. 滓引き・火入れ

    上槽から七日以内、真冬の寒気の中で滓引きした上澄みを、一本ずつ湯煎で瓶燗火入れし急冷。あるいは冷蔵タンクで火入れ急冷します。

蔵人でもある生産者

The Brewers

蔵人は全員、
この土地で暮らす。

蔵人は全員が近隣からの通勤。朝昼夕の三食を自宅でとる「地の暮らし」を守りながら酒を造ります。米を作った人が冬には蔵人になり、自分の米で酒を仕込む。田と蔵のあいだの理解が、そのまま酒の質になります。

At the Table

郷土料理を、
家庭で楽しむ日常に。

鶴岡市は2014年、日本で唯一ユネスコ創造都市ネットワークの食文化分野に加盟。農林水産省「食と農の景勝地」にも認定された食の町です。輪郭のある軟水と完全発酵が生む白露垂珠は、庄内の食卓、とりわけ日本海の白身魚と響き合います。

ヒラメ・鯛・スズキ

蔵が最も薦める組み合わせ。透明感が魚の繊細な旨味を邪魔せず、完全発酵の骨格が脂を切ります。

寒鱈汁(どんがら汁)

冬の日本海の代表格。味噌の力にも負けない骨格を、白露垂珠のボディが支えます。

在来野菜

藤沢かぶ、外内島きゅうり、民田茄子。改良信交で仕込んだ酒は、特に野菜の甘みを引き立てます。

だし・孟宗汁

山形の夏の郷土料理「だし」や春の孟宗汁に、やわらかな余韻が寄り添います。

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